明治維新における事実上の東京遷都による人口減少など、衰退の危機にあった京都のまちを再生と飛躍に導いたのが、京都と大津を繋ぐ希望の水路「琵琶湖疏水」です。

　琵琶湖疏水は、竣工から１３０年以上経った今でも、京都のまちに命の水を運び続ける重要な都市基盤となっているほか、沿線には哲学の道や、蹴上インクライン、水路閣など、観光地としても有名なスポットが多数あります。

　また、琵琶湖疏水の歴史について学べる「琵琶湖疏水記念館」や、専門ガイドによる案内を聞きながら疏水の施設や沿線の風景を楽しめる「びわ湖疏水船」、沿線散策を楽しめる散策コース「そすいさんぽ」など、疏水の魅力を感じることができるコンテンツも充実しています。

　明治の時代に京都のまちの再生の願いを託し、逆境と苦難を乗り越えた壮大な事業を体感できる、京都観光の際にはぜひともオススメしたいコンテンツです。