淡路島は瀬戸内海にあり、『古事記』に日本の発祥の地として記載されています。洲本市はその中央に位置しています。戦国時代には洲本城が築かれ、淡路島の政治・経済・文化の中心として発展してきました。
穏やかな気候風土に恵まれ、島の豊富な自然が生み出した山海の幸は、万葉の昔から朝廷の食材として献上され、「御食国（みけつくに）」と呼ばれました。
甘くておいしいことで有名な淡路島のたまねぎや、豊かな大地で育つレタスや白菜等の季節の野菜。とろけるような味わいの淡路ビーフ。新鮮なウニやアワビやハモ等の海産物。これらの食材は、いにしえの人々を魅了し、その素晴らしさは今でも変わりません。
また、洲本市には淡路島最大の温泉地である「洲本温泉」があり、一年を通して多くの観光客が訪れています。旅館やリゾートホテルの多くは海岸沿いにあるので、大阪湾を臨む温泉もあります。さらに、洲本温泉では、2018年より新泉源の「うるおいの湯」が開湯しています。
洲本市街地を山頂から見下ろす洲本城の模擬天守は日本で最古のもので、洲本市の街並みと海の景色を魅力的に彩ります。洲本市を訪れた際は、温泉を堪能しつつ四季を通じて移り変わる景色とおいしい地元の食材を使った料理を是非味わってください。