岡山県井原市は岡山県の西南部に位置し、広島県福山市と隣接している豊かな自然に囲まれた田園都市です。人口は約3万7千人です。
井原市では、古くからものづくりが盛んであり、高品質な「デニム」をはじめ、「ぶどう」、「ごぼう」などの農産物が主な特産品です。
また、近代彫刻界の巨匠「平櫛田中」や、弓の名手「那須与一」、戦国武将「北条早雲」、新一万円札の顔となる「渋沢栄一」といった歴史上の人物のゆかりの地でもあります。
今回は、本市の北東に位置する、その名のとおり美しい星が満喫できる「美星町（びせいちょう）」の星空をご紹介すべく、星空ツーリズムエリアに出展いたします。
美星町は古くから流れ星にまつわる伝説が息づき、星にちなんだ地名も残るなど、星にゆかりの深いまちです。今から30年以上も前に”星の郷（ほしのさと）”としてのまちづくりに取り組み始め、1989年には国内で初めて光害防止条例を制定。光害が環境問題として認識される以前から、持続可能なまちづくりに先進的に取り組んできました。
2020年にはパナソニック社と共同で開発した星空に優しい屋外照明の交換を進め、2021年11月1日付で国際ダークスカイ協会（IDA）【現：ダークスカイ】よりアジア初となる「星空保護区（コミュニティ部門）」に認定されました。
美星町の星空ツーリズムの拠点施設に「美星天文台」があります。国内有数の101cm反射望遠鏡を有する同天文台は一般公開されており、3D映像により宇宙旅行を体験することができる「4D2U」をはじめ、ロビーの壁面を大型スクリーンに見立て、オリジナル映像を投影する「スターウォール」や、密を避けゆったりと星空観賞が楽しめる観望デッキなど、色々な過ごし方ができます。
穏やかな時の流れの中で、ぜひ美星町の満天の星を満喫していただきたいと思います。